川島玲子さんの体験談

ザーメンアイランド


 

  6月中旬の雨の夕方、私は久しぶりに戻った実家の自分の部屋で、特にすることも無くベッドに横たわっていた。東京のモデル事務所を辞め、実家に戻ったのは2週間前。ようやく引越しやら荷物の整理やらが落ち着いたところだった。じっとしてると空虚な気持ちがこみ上げて来る・・・・TVタレントになりたい。そんな夢を持ってモデル事務所に入ったのは19歳の時、それ以来、イベントのコンパニオンやレースクィーン、雑誌の仕事が次々に舞い込み、夢の実現は目前と思われた。しかし、現実はそう甘くは無かった。肉体関係を求めてくる数々のプロデューサーやTV関係者達。ある時、私はセックス目的のために、適当な仕事というエサを与えられているんじゃないかと思い出した。やがて事務所には若くて可愛い女のコが次々に入所し、私のところにはVシネマと称して、アダルトビデオ主演のような仕事や、成人雑誌のグラビアや如何わしいポスターのような仕事しか来なくなった。そしてそんな中、事務所の方とトラブルを起こし、ついに事務所を辞めることになる。そして時を同じくしてBOYSの解散。メンバー半数の大学卒業と、男のコ同士の人間関係トラブルが原因だった。池内健太(愛しの健ちゃん参照)と特別な関係になった事も原因の一つだったかもしれない。色々な事情が絡み合い、もはやこれまでと判断した私は、東京での夢追い生活に終止符を打ち、生まれ育った街に帰る事を選んだ。

 そんな中、同じモデル事務所に所属していた親友の西原由美の突然の訪問は、心踊るものだった。私達は以前のようにファミリーレストランで語り合った。

「玲子、久しぶり。玲子がいなくなって寂しいよ。玲子って結構突き詰める性格だもんね。私なんか大した目標も無く適当にやってるから腹の立つこともあんまり無いけど。」

「そうね、でも由美はこの先どうするの?」

「玲子がいなくなってから、なんだかつまんないし、私も辞めよっかな。私達もう24歳よ。そろそろ、お遊びの延長みたいな仕事はもうね・・・ごめん、玲子は遊びじゃなかったんだね。」

「いいのよ。何だか、夢とか成功とかにかこつけて、お遊びだったのよね・・・」
私は東京での夢のような生活を思いだし、胸がキュンと締め付けられる思いだった。」

「ねえねえ、ところで玲子、今男いるの?いるよね、玲子なら、モテモテだもんね。なんだかいつもイケメン軍団引き連れてたし・・・」

由美はBOYSの事をそう呼んでいた。本当の関係は明かしていなかったがその存在は知られていた。

「まあ、好きな男はいるんだけど。」

「それって、ひょっとして健太くん?あの背が高くて、男前の!」

「でも微妙なの。色々あってさぁ。」

BOYSのメンバーで唯一、健太だけは由美に紹介していた。健太とは一時は結婚まで考えたが、健太は普通の平凡な女性と普通に付き合う事を望み、私にも一人の男性を愛するという自身が無かったことから、二人は、割り切ったセックスだけという関係を選んだ。

「ねえ、そんな事より由美は?」

「一応、彼はいるんだけど・・・やっぱり少年狩りは続けてま〜す。」

「少年狩り」その淫猥な言葉の響き・・・そうその言葉は由美が使い出した言葉だった。由美と私の共通の性癖を持っていた。由美は年上の彼氏がいながらも、自分よりはるか年下の少年をナンパしてはセックスをしていた。由美の主食は高校生で年齢は18歳までの未成年がほとんどだった。

「ねえ、玲子・・・久しぶりに少年狩りツアーに行きませんかぁ〜?彼と沖縄ツアー行く約束してたのに、仕事で行けなくなっちゃってさぁ、良かったら玲子一緒に行かない?もう来月の頭の事なんだけど。」

「行く!行っちゃう!」

私は即答した。真っ先に頭をよぎったのは、真っ黒に日焼したビキニ姿のマッチョな男のコとの激しいセックスだった。今までほとんど毎日が濡れっぱなしと言っても過言でもない程の生活だったが、この一ヶ月というものはセックスというものに無縁だった。私は男を、チンポを、ザーメンを渇望していた。そして、この旅で健太以上に私を燃やしてくれる男のコに出会えるような予感があった。


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